英文不動産売買契約書とは
不動産の売買契約は、一般的な動産と異なり、高額な資産を対象とした大きな取引ですので、一般的には、契約書を作成して取り交わします。
また、宅地建物取引業法でも、不動産会社(宅地建物取引業者)に対し、契約が成立したら遅滞なく契約内容を記載した書面を、宅地建物取引士に記名押印させた上で交付することを義務づけています。
英文不動産売買契約書の作成が必須の時代に
従前は、日本の不動産を購入するのはほとんどが日本人でしたから、日本語の不動産売買契約書を作成していれば、それで足りました。
しかしながら、グローバル化の進展、円安、東京オリンピックでの需要等から、香港人、中国人や欧米人等が日本の不動産を購入する事例が増加しています。北海道のニセコでは、外国語の看板が数多く立ち並んでいますし、東京や大阪等の大都市を中心に、外国人不動産オーナーは急増しています。
ただ、日本で不動産の購入を行う欧米人の多くは日本語の不動産売買契約書を理解することは困難です。
ですから、日本語の不動産売買契約書だけだと、外国人が不動産の購入条件や内容を理解できなくて購入をためらったりすることも多くなります。
また、外国人が不動産を購入する際に契約内容をよく理解できておらず、契約トラブルになる事例が増加傾向にあります。
そのため、ビジネスチャンスの拡大や外国人不動産オーナーとのトラブル回避のため、日本語の不動産売買契約書を英文化した、英文不動産売買契約書の作成、翻訳の需要が急速に高まっています。
不動産売買契約書に記載されている項目
不動産売買契約書には、一般に、以下のような事項が記載されています。
ただし、不動産会社によって使用する売買契約書のフォーマットが多少異なります。
① 売買物件の表示
② 売買代金、手付金等の額、支払日
③ 所有権の移転と引渡し
④ 負担の消除
⑤ 手付解除
⑥ 反社会的勢力排除
⑦ 公租公課の精算
⑧ 付帯設備等の引渡し
⑨ ローン特約
⑩ 契約違反による解除
⑪ 引渡し前の物件の滅失・毀損
⑫ 瑕疵担保責任
⑬ 特約事項
英文不動産売買契約書の作成、翻訳をビジネスチャンスに変える
2018年現在、まだまだ多くの不動産業者はしっかりとした英文の不動産売買契約書を用意していないのが現状です。
そのため、日本の不動産を買いたい外国人オーナーの不動産仲介は、英語にしっかり対応できる一部の不動産業者に集中してしまいます。
一方で、早期に英文不動産売買契約書や英文重要事項説明書等の作成、翻訳等を行い、いち早くインバウンド対応してきた不動産業者様は大きな利益を上げています。
確かに一定のコストがかかるのは事実ですし、英語対応するのは面倒ではありますが、英文不動産売買契約書や英文重要事項説明書等の作成、翻訳等を戦略的に組み込んでいくことは事業戦略上、非常に重要であるといえます。
ただ、「英語が多少わかる人はいるけれど、英文不動産売買契約書や英文重要事項説明書等の作成、翻訳を自社で行うには難しくてハードルが高すぎる」という声が多いのは事実です。
そこで、当事務所では、英文不動産売買契約書の作成、翻訳、校正を行っております。
英文不動産売買契約書のことでお困りの不動産業者様、オーナー様は、お気軽にご相談ください。
英文不動産売買契約書の流れ
具体的な英文売買契約書や英文重要事項説明書作成の流れは次のようになります。
ステップ1 お問い合わせ
お客様から当事務所へお電話またはメールにてお問い合わせしていただきます。
フォームによるお問い合わせは24時間受付中
ステップ2 ヒアリング
担当者より、お電話やメールなどでヒアリングさせていただき、『どのような契約書で、どのようなリスクがあり、どのような利益をもたらすか、どちらを有利に作成するのか』などを一緒に考え、ベストなものを提案させていただきます。
ステップ3 お見積書作成
担当者から『作成、翻訳させていただく契約書』について、お見積もりさせていただきます。お見積もりさせていただくときに、作成する契約書の概要をご説明させていただきます。
ステップ4 着手金のお支払い
当事務所への着手金をお支払いいただきます。
ステップ5
英文不動産売買契約書の原案提示
契約書の原案をメールにて、ご確認いただきます。
その際、契約書に記載されている文面や内容を噛み砕いて、わかりやすく丁寧にご説明させていただきます。
ステップ6 英文不動産売買契約書の原案を校正
提示させていただきました契約書原案を、お客様のご希望に添う形へと手直しをいたします。これは基本的にはお客様が納得していただけるまで無料で行います。
ステップ7 英文不動産売買契約書完成
出来上がった契約書をPDF形式にてご確認いただきます。
ステップ8 当事務所へ報酬額のお支払い
出来上がった契約書をwordファイルにて納品する前に、当事務所への報酬額をお支払いただきます。
ステップ9 英文不動産売買契約書納品
メールにて、出来上がった契約書のwordファイルを納品いたします。
※契約書作成期間は、およそ1~2週間です。
業務報酬・費用(税別)
①英文不動産売買契約書作成費用:15万円~
②英文不動産売買契約書翻訳費用:10万円~(※分量により異なります)
③英文不動産売買契約書及び重要事項説明書雛形(サンプル):3万円
④英文重要事項説明書作成・翻訳:10万円~